帰省の帰りに冷却水低下の警告灯が点いてしまいました。ボンネットをあけてみると、エキスパンションタンクから漏れてアンダーカバーが濡れています。
でもエンジンが冷えるまで待てる時間がありません。
エア抜きからゆっくりと圧を逃がしきってから、ラジエターキャップを外して水を補充し、エア抜きとラジエターキャップを閉めました。途中、警告灯が点くたびにこの作業を繰り返して (-_-;) なんとか家にたどり着きました。
エア抜きからは、熱い蒸気が出てきます。
車載工具にあるプライヤーで10円玉を挟んで、ゆっくりと回しました。
(試しに、時短出来るかとエア抜きせずにラジエターキャップをそーっと開けてみましたがダメでした。ゴボゴボと音をたててLLCが噴出してきます。)
交換です。
前輪をスロープに乗せ、アンダーカバーを外してエキスパンションタンクドレンからLLCを抜きます。
エアクリーナーをどかして、ドレンプラグ横のホースとレベルセンサーのコネクタを抜きます。
ラジエターとエキスパンションタンクにつながるアッパーホースを抜きます。
これでタンクをドレンのあるマニフォールド部(?)から外せる状態になります。
でもここからが格闘で、上から引っ張ったり下から押し上げたりと、樹脂部品に手加減しながら何度も繰り返してやっと外れました。
外れるタイミングで下にいると、タンクに若干残ったLLCが降ってくるので注意が必要です。 (-_-;)
※ AT車はこの接続部にサーモスタットが入っていて、外すときに壊れる場合が多いようです。
この取り外しが大変な場合は、取付けプレートごと外してしまう方法もありそうです。
マニフォールド部は横から見ると上下2つずつフックがあり、先端の曲がった板で、取付けプレートにロックされています。この板を持ち上げながら上に引いて外します。
実はマニフォールド部を外さないでそのままタンクを取付けてみようとしましたが、力をかけ過ぎて取付けプレートを割ってしまいそうだったので早々に諦めました。
新しいタンクにマニフォールド部を組み付けて(結構きつい)、タンクを取付けプレートに押し付けながら下げれば、パチンッとロックされます。
後は逆の作業で元に戻します。
LLCはちょうど2ヶ月程前に交換していたので、今回は目分量で追加しました。
LLCはBMW純正。タンクは非純正品でレベルセンサーまで付いていました。