アイに取り付けたバックカメラがなかなか便利だったので、自分の車にも同じようにヤフオクでナビを調達することにしました。
2DINタイプのナビはスペースが無く簡単には取付け出来ないため、ポータブルタイプのカロッツェリアAVIC-MRP009になりました。
早速作業に取りかかります。
地デジ用フィルムアンテナのケーブルを通すため、ピラーカバーを外します。
AIRBAGと書かれた細いカバーを外すのに、内装はがしを入れる隙間がほとんどありません。そこでiPhone分解用の薄板のツールでやってみたところ、素直に外れてくれました。
そういえばこのツール、仕上げが雑だったので、いつだったか全周のバリをとった関係で手持ち部分の柄が無くなってます。
ちょうどピラー根元の布の浮きが気になっていたし、この機会に補修もやってみます。
外してから気がつきましたが、フロントガラスに接する側にも、上下に渡って布の浮きが見られました。
浮いている部分の布をはがし、マスキングしてスプレーのりを塗布した後、少し待ってから布を貼り付けるようです。
少し待つ理由は、塗布直後に貼ってしまうと、低粘度状態ののりを布が吸ってしまいシミになってしまうからなんだと思います。
そんなわけで、少し時間をおき適度に溶剤が飛んで、粘度が上がったところで貼り付けましたが、マスキングが下手で布に直接スプレーされた部分でもシミにならなかったので、意外ともっとイージーでいいのかもしれません。
外したピラーカバーです。
左が貼付け後、右が貼付け前の状態
フィルムアンテナは前回アイで経験済みだったので比較的短時間で終わりました。
ピラー根元の浮きもなくなりました。
ポータブルナビの場所を確保するため、ダッシュボードにあったETCをアンテナ一体式から分離式に変更して、新たな設置場所を探します。
結局、普段ETCを操作することはほとんど無いので、小物入れの裏側に隠してしまいました。
ライトスイッチのケースを避けて左側に寄せています。
小物入れはそのまま使えます。(使ってないけど)
上がアクセサリー電源、下が常時電源です。
電源取出しヒューズを使い、今回のナビ、バックカメラ、ETCに供給します。
バックカメラのケーブルはトランク右側にあるジャバラが細くて中が窮屈で長いので、シリコンスプレーを使って通しました。
ジャバラを通過したので、もう難所はないものと思ったのもつかの間、フロントのキッキングプレートの取外しが今回最大の難所でした。
リアのプレートはリアシートを外して前方へスライドさせれば外れます。
フロントは前端を垂直上方に持ち上げてクリップがキッキングプレートに付いた状態で外れてくれれば、あとは前方へスライドさせて外します。
試行錯誤したおかげで指に血まめが出来たし (-_-;)、結構な腕力が要ります。
クリップは車体側に残ります。Bピラーのクリップも同様に車体側に残ります。
リアのプレート
取付けるためにクリップをプレート側に付け直しています。
Bピラーは下のクリップのある周辺を座席側に引っ張って外し、カバー全体を押し下げれば外れます。取付けは逆。
フロントのプレート
カーテンレールみたいな構造
取付けはクリップと穴位置を合わせて押し込むだけです。
アイでの同じ作業が簡単だったため、あまり考えもせずに行いましたが、結構大変だったのでプレートを外さずにケーブルを内側に押し込むだけで良かったかも。
ナビ用に車速信号を取り出しました。
ポータブルナビのせいかリバース信号とパーキング信号の取り出しはありません。このため残念ながらバックカメラのバックギア連動もありません。
ダッシュボード上のナビへの配線はこの穴を使いました。なにせVICSを除いて配線が7本もあります。(電源 1、車速 1、地デジ 4、バックカメラ 1)
カーボン調の化粧パネルの裏側に突起などもないため大丈夫だと思います。
バックカメラです。
ナビはとりあえずここに設置しました。
以前、この車でSONYのnav-uというポータブルナビを使っていたときに、カーブで何度か落下して怖い思いをした経験から、吸盤ではなく両面テープ式の固定方法にしました。
バックギアと連動しないバックカメラですが、このナビのエアジェスチャーという機能をバックカメラに割り当てています。ナビの前で手を左右に振るとバックカメラに切り替わってくれます。