アコギ購入
コロナの影響で家にいることが多くなったこともあって、何年か前にトレファクで5千円で買ってほとんど弾かずじまいだったアコギに触る機会が増えました。
でも触る機会は増えたものの、すぐに指先の痛みに耐えきれずにやめてしまうため、ギターだこが出来るまでには至りません。
今度はうん十年前に買ったエレキを引っ張り出してきて、アコギで弾きたかった曲をやってみると、弦のテンションが弱いせいで、これがあまり指先も痛くならずにしばらく続けられます。
そうするうちにうっすらとうん十年ぶりにギターだこも出来てきたので、なんだか新しいアコギが欲しくなってきました。
今まで使っていたD(ドレッドノート)タイプよりも弾きやすさ重視で考えると、Martinだと少し小振りな000(トリプルオー)タイプがあります。
Dタイプの弦長645mmに対して000は632mmと短く、相対的にフレット間隔も狭くなるため指の短い日本人でも押さえ易くなっているようです。
新しいアコギはこのタイプですね。オヤジ(自分)的には。
000はクラプトンがUnpluggedで使っていたことでも有名です。ちなみにトリプルオーと呼ばれますが型番は数字のゼロが3つです。
あとは肝心の指先の痛みに効いてくる弦のテンションですが、弦の固有振動数の式をエクセルに入れてテンションを計算してみると、Dタイプがライトゲージだとして、000の短い弦長に変わっても4%位しか下がりませんが、より細いエクストラライトを使えば30%前後下がりそうなのでエレキのテンションに少し近づけそうです。
ただし、巻弦は弦の直径から単位質量をうまく計算できなかったので、プレーンな1、2弦で計算しています。
それでもまだ指先が痛かったら、更に細いエレキ用の弦ですかね。(音的にどうなのかは不明です)
これで欲しいアコギの方向性は決まったものの、また押し入れの肥やしになる可能性もあるので、高いギターは最初から対象外にして調べてみると、YAMAHAのフォークタイプと言われるFSシリーズが弦長634mmと短く、その中のFS830というモデルは、トップがスプルース単板、サイドとバックがローズウッドという豪華仕様(?)の割には通販での価格は4万円を切っています。
これってコスパ最強なんじゃないでしょうか。
そんなわけでFS830購入しました。
新品のアコギは中学生の時にお年玉で買って以来で、その後はほとんどもらい物でした。
段ボールを開けると、ソフトケースの中に薄く柔らかいシートで保護されていましたが、もう少し厚い発砲スチロールでも入っているのかと思っていたら結構あっさりしてました。
弦を交換するついでにサウンドホールにスマホを入れて撮ってみました。
波状の力木をスキャロップドブレーシングというそうです。トップをより軽量化して鳴りをよくするんだとか。
左で弾くのでナットの溝をを少し削って、サドルは左右ひっくり返してみたら6弦側が高くなりすぎたので、そのままにしておきました。
弦はアマゾンで評判の良かったElixirのエクストラライト
弦交換が終わって弾いてみると軽くコンパクトでいい感じです。これでしばらく様子をみようと思います。
後ろに見えるのは古いストラト(Fender Japan)です。